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アスピリンの服用、大腸がん罹患後の生存率向上に効果か

アスピリンの投与によって大腸がんの生存率が向上したとする研究結果が、ノルウェー・オスロ大学のKjetil Taskén氏らのグループから発表されています。

アスピリンは、もともとは1899年に独バイエル社がアセチルサリチル酸を処方薬として発売したもので、現在流通している医薬品の中では長い歴史をもっています。当初は解熱鎮痛剤として販売されていましたが、その後の研究によってリウマチ治療や血栓予防など様々な疾病に効果があることが判明しており、現在では世界中で最も流通している薬の一つとなっています。

アスピリンには、大腸がんの予防効果を示す研究結果が以前から報告されていますが、大腸がんと診断された後の人に対してどのような効果があるのかといった事はあまり報告されていません。今回の研究では、ノルウェー国内のがん患者データベースに登録されている2万3000人以上のデータを分析したもので、アスピリンを服用していた大腸がん患者では、死亡率が15~25%減少したと報告されています。

また、興味深いことに、今年4月にはイギリスのカーディフ大学のグループが、同じく大腸がんに対するアスピリンの効果を調べた研究結果を発表しており、こちらでも生存率が20%ほど向上したと報告しています。

大腸がん患者に対するアスピリンの効果については、日本国内でも数々の研究結果が報告されており、2015年には国立がん研究所が7000人規模で4年にわたる臨床試験をスタートさせています。

This article is based on:
Aspirin may increase survival after colon cancer (Medicalexpress)
Taking aspirin could increase cancer survival by 20 percent (Sciencedaily)

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