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嗅覚の低下は「死の前兆」か、新たな研究結果が発表

嗅覚機能の低下と死亡リスクとの関係を調べた新たな研究結果が発表されています。

ストックホルム大学のIngrid Ekström氏らが行った研究では、40歳から90歳の被験者1774人に対して嗅覚テストを実施し、その後10年間にわたって追跡調査を行っています。

追跡期間中に全体の23%に相当する411人が亡くなっており、その中で嗅覚の機能が1ポイント下がるごとに死亡リスクが8%上昇しました(年齢や性別、教育レベル、健康状態で補正)。また、完全に嗅覚を喪失していたグループでは、正常なグループに比べて死亡リスクが19%高くなっていたとのことです。

近年、嗅覚機能の低下と死の関係についての研究結果は相次いで発表されており、例えば2014年に行われた米国での研究では、一定水準以下に機能が低下した高齢者では5年以内の死亡リスクが有意に上昇したとする研究結果がPLOS ONE誌に掲載されています。

また、2015年にAnnals of Neurology誌に論文が掲載されたコロンビア大学の研究では、嗅覚テストで平均並みのスコアだった被験者が追跡期間中に死亡した割合が18%だったのに対し、低スコアの被験者では45%と大きく上昇していたと報告しています。

嗅覚機能の低下と死亡リスクに関する生物学的な根拠は示した研究結果はまだ発表されていませんが、今後様々な地域で同様の研究が進めば、何らかの新たな発見があるかもしれません。

This article is based on:
Smell Loss Predicts Mortality Risk Regardless of Dementia Conversion(Journal of the American Geriatrics Society)
via
Loss of smell linked to increased risk of early death (Medicalpress)

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